体に不調が起こり、病院で受診しても「異常ありません」
そういわれて手の打ち用がない。でも症状はあるのにどうしたら・・・
現代社会ではこういったストレスから来る不調を抱えている人は多い。受診しても原因不明なので、どうしたらいいものか?と悩んでしまう。原因がはっきりないのに薬を飲むべきではないと私は思う。原因が無いんですから。とはいえ、このつらさを何とかしたいはず。
原因のない不調は不定愁訴と呼ばれるものです。これらは原因が無いように思われるが、自律神経の切り替えがうまくいかないことで起こっているものが殆どです。
一治療家として薬を飲む前に出来る、体に負担のない自宅で出来る自律神経を調整する調整法(手当て)の手順を紹介します。
Contents
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自律神経とは?
手や足は意識して動かしています。
心臓は、自分でとめたり動かしたりは出来ませんが、自然に動いています。
食事の時も食べたものを自分で胃を動かしているわけではないのに消化して腸で吸収してくれます。
これらの、臓器は自律神経が動かしてくれています。運動すれば心拍数が上がり心臓がバクバクし、休むと心拍数が下がって落ち着いてくる。これらも自律神経が調整してくれている働きです。
このように、脳からの信号を正しく臓器に伝えて体を調整していく機能。これが自律神経の働きでです。
自律神経は、交感神経と副交感神経からなります。
- 交感神経 = 活動の神経
- 副交感神経= リラックスの神経。カラダを回復させる神経。
これらの神経は常に切り替わりながら活動、休息(回復)を繰り返しています。
この切り替えがうまくいかなくなると、明らかな原因が無いのに体に不調が起こることになります。
逆に言えば、原因のない不調は、ほぼ自律神経の乱れによるものといってよいでしょう。
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自律神経を乱すものはコレだ
日常生活から考えられる原因
精神的、身体的ストレス
人間関係、仕事のプレッシャーなどの悩みや不安による精神的なストレス、過労、事故、怪我、さらには音、光、温度なども身体的なストレスとなって自律神経の乱れの主な原因になります。そのストレスが過剰になると、交感神経と副交感神経のバランス、つまり自律神経のバランスが乱れます。
昼夜逆転の不規則な生活
私たちの体は一定の生体リズムに従って働いています。慢性的な寝不足や昼夜逆転、不規則な食生活など不摂生を続けていると、生体リズムが狂って自律神経のバランスを乱す原因になります。
疾患が原因で起こる自律神経の乱れ
自律神経失調症や更年期障害が自律神経の乱れを引き起こす代表的な疾患です。自律神経失調症は、過剰な精神的、身体的ストレスが引き金となって自律神経が乱れることで発症し、その症状としてさらに自律神経が乱れるという悪循環に陥ります。更年期障害では、女性ホルモンの分泌が急激に減ることで自律神経が乱れ、突然のほてりやのぼせ、頭痛、めまいなどさまざまな不調があらわれます。
日常生活で出来る予防法
これらはあくまでも予防ですが、日ごろからリラックスし自律神経のうちの副交感神経を優位にする方法を取り入れておくことで、交感神経(活動の神経=興奮)の過度の緊張をうまく調整できるようになります。
精神的なストレスに強くなる
会社学校家庭などにおいての人間関係でのストレスからは逃れられない部分もあるでしょう。
こういった場合でも、うまく付き合っていくためには、考え方、視点を変えてストレスをうまく逃がさなければ行けません。
ポジティブな言葉遣い、物事を支店を買えた考えに転換する練習も大事です。
苦しくなる前に、一人で抱え込まず、相談に溜め込まないようにもしてみてください。
心身をリラックスさせる方法を見つける
視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、など五感に働きかけ、リラックス出来るものを見つけるのも大切です。
アロマセラピーを取り入れる、マッサージを受ける、お風呂でゆっくりする、音楽を聴く、などこういったモノでリラックスしリセットできるものを日ごろから意識して取り入れる。
ライフサイクルを見直す
食事、運動、睡眠、休養、労働の5つが毎日規則正しく行われていると生体リズムも順調になります。
睡眠を十分にとり、食事時間を一定にし、おかずの数も増やし栄養もみなおし食の質も高めてください。
リズムを取り戻すために早寝早起きも心がけてください。
適度な運動をする
汗を流すことでの精神的な爽快感。規則正しく運動することで、生体リズムが整います。
体が適度に疲労することで眠りにもスムーズに入りやすくなります。
無理のない強度の運動で十分体のサイクルを整えることができます。
多くの栄養素をシッカリ取る
特にカルシウムは神経系の緊張を沈める働きがあります。精神的なイライラを抑えてくれます。
わかさぎ、干しえび、めざし、などの小魚、牛乳、ヨーグルト、チーズ、などの乳製品、
ほうれん草、小松菜、チンゲン菜など野菜にも多く含まれています。これらを積極的に食べるようにしたいものです。
自律神経を整えるとこれらの症状は取れる
上記の症状は自律神経の乱れにより引き起こされるものは殆どです。
それぞれの症状に目を向けるだけではダメ。体のバランスを取り治りやすい体を作ることが有効です。
自律神経を整えるために出来ること
クラニオとは
クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)は、頭蓋骨の歪み動きを調整し、脳のストレスを減らし膜を整えることで、自律神経の働きを整える。自律神経を整える事で結果的に原因が不明だが起こっている不調を改善することができる。
カラダには本来自分で自分の体を治す力があるため、症状にアプローチするのではなく、カラダのゆがみを整え「治りやすい体にしていく」というのがクラニオセイクラルセラピーの狙いである。
心を整えることが出来れば誰でも使える手当て(クラニオセイクラルセラピー)
クラニオの考えを理解することにまず抵抗を持つ方も多くいます。
「からだや、頭に触れることで体のゆがみが取れる」この感覚は受けてみないと信じがたいものであるが優しく触れているだけでゆがみが整い、関節の可動域が変わる。
手当てをイメージしていただきたい。
手を当てることで、
- 「ぶつけた痛みが和らぐ。」
- 「おなかの痛みが和らぐ」
- 「頭の痛みがやわらぐ」
- 「胸の息苦しさが取れる」
など、自然に経験的に行っていることは多いと思います。
体が不調のとき自然に手がその部分にいく。
これはカラダがその刺激を求めているからと言えます。
この「手当て」を理論上、学問上、医療上でまとめてアメリカで体系立てられたのが、クラニオセイクラルセラピーです。
仕事として行う場合は、理論的、感覚的に多くの経験は必要ですが、家庭でも行うことはできます。
使う技術は、「触れる」事だけだからです。
デリケートに人に触れることが出来れば、誰でも行い効果を出すことができます。
特に親から子へ、子から親へ、恋人同士、友達同士。その人を癒したい、改善させたいという想いがあり、心に乱れが無く整えた状態であればこの手当てを使いこなすことが出来ます。
次に、具体的な手法の一部を紹介します。
クラニオをシンプルに使いこなす手順
クラニオのステップ
- 受けては仰向け。
- 術者は受けての右側に座る
- 左手を背中に差し込む
- 右手をへその下におく
- リラックスをしながら、おなかに触れている手のひらに意識を集中させる
- おなかの皮膚の下数mmのところを水が流れているような感覚を感じるまで数分行う。
- 手の位置をみぞおちに置き、Step6の感覚で行う。
- 次に頭側にまわり、側頭部に両手を軽く添える。
- Step6の手の感覚(皮膚の下に水が流れている感覚。拍動を感じる)を感じるまで行う。
このステップで行うことで、受けての脳をリラックスさせることができる。
脳が完全なリラックス状態になると自律神経が整い自然治癒力が上がる。
まとめ
原因のハッキリしない症状の正体は、自律神経の不調が原因であるので、症状にアプローチするのではなく、自律神経を整えれることで不調は改善する事ができる。
そのために有効なのが、優しく触れることで頭蓋骨、カラダの歪みを整えるクラニオセイクラルセラピーです。
このクラニオセイクラルセラピーは、心を落ち着け、受け手を癒したいと思えばどなたでも使うことができる手当て(クラニオセイクラルセラピー)です。
薬を使わない、いつでも出来る手当てで大きなリラックスを得てください。
リラックスすることで、脳が、カラダが働きだします。
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