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外反母趾の激痛はたまらない!軽減するために知っておくべき治療法

痛すぎる外反母趾の対処法

外反母趾は、足の親指が小指側へと曲がってしまう症状の総称です。軽い間は親指の見た目が曲がっている程度のものですが、酷くなると歩けないほどの痛みを伴います。また、足がすっかり変形して普通の靴が履けないようになってしまいます。

こんな痛い外反母趾も正しい知識と対応を知っていれば避けることが出来ますし、なってしまっても痛みを改善することも出来ますのでその辺を紹介していきます。

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外反母趾の治療

外反母趾が原因で腰痛になる人もいます。

一度外反母趾になると、靴を変えて痛みが軽くなったとしても親指の曲がり具合は自然に進行していきます。治療せずに放っておくと変形が酷くなった結果、痛みまでが再発します。外反母趾が進行すると、親指以外の指までが外側に曲がります。こうなると、足が全体的にまっすぐ伸ばせなくなります。しかも、足の裏や外側にまで痛みが広がっていくのです。

最終的には靴の有無に関わらず痛みのため歩けなくなります。手術で治療するしかない状態ですが、手術をしたからといってすぐによくなるわけではありません。

こうなる前に、早めに治療したいところです。指が曲がっている状態は既にかなりの危険な兆候なのに、痛みが少ないと放っておく人は少なくありません。放置している間に、合わない靴を履いたときだけ痛かったのが、何も履かずに立っただけで痛みが出るようになってしまうのです。なんとなく調子悪いけどすぐ治るからいいやと油断せず、日頃から注意を払いましょう。

外反母趾の主な原因と治療による改善

外反母趾はどういった原因で発症するのでしょうか。まずなにより、現代人は足を踏ん張る機会が少なくなっています。平らな場所で常に靴を履いていれば、あまり足に力を入れなくても問題なく歩くことができます。便利ではあるのですが、このことで足が少しずつ弱ってしまいます。

足は、人間の体重を支えるという大事な役割を持っています。ですが、筋力が弱ると重力からの負担に負けてしまうようになるのです。それでも無理に支えないと立っていられなくなるので、体のあちこちに無理な負担がかかります。

さらに、弱った足で靴を履き続けるために靴を頼りに全身を支えるようになります。しかし、デザイン性の高い靴は、そのままでは脱げやすい形状をしています。脱げないように足指を上げて固定するため、親指の付け根を使って歩く癖がついてしまいます。弱った足に無理な負担がかかるとどうなるか想像がつくのではないでしょうか。

外反母趾は、治療してそれで終わるわけではありません。筋力をつけて正しく体重を支えていないと、再発の危険性が高いものです。特に女性や子供は男性に比べて、体の特徴として筋力が弱く関節が柔らかいので、日頃から姿勢や歩き方に気をつける必要性が男性より高くなります。

初期症状であれば、テーピングなどの治療で外反母趾の症状は改善されます。何よりよくないのが、放置と再発を繰り返すことです。早めの治療とその後の外反母趾対策で、足を守ってあげましょう。

子供にも広がる外反母趾と要治療のサイン

外反母趾は大人だけの問題ではなく、子供でもなることがあるのです。症状は大人と変わらないのですが、子供は外反母趾により非常にマイナスの影響があります。成長期の足であるために、健康的な成長が阻害されます。症状が進行して痛みが伴うと、治療の困難さだけでなく子供の精神発育にも影響が出ることだってあるのです。

最近は、子供が外で遊ぶ機会が減っています。外で遊んだとしても、平らな地面だらけで足の裏があまり刺激を受けません。足の裏への刺激が足りないと、刺激を受けた際に足の指や甲が丸まる足底反射が起こらなくなります。結果として足の指が筋力不足となり、足の指を使ってしっかり踏ん張った状態で歩けなくなるのです。

予防するためには、小さい頃から様々な場所で遊ばせて足底反射が正しく起きるようにしましょう。足裏に刺激を受ければ、それだけで外反母趾の危険性は減るのです。

もうひとつ大切なのは、大人と同様に靴の問題です。成長期の子供は、すぐに使っている靴が合わなくなります。

足のサイズが合わない靴は、外反母趾に限らない足の変形の原因となります。サイズの合う靴を選んで履かせてあげるようにしてください。靴の値段より外反母趾の治療費用がずっと高いのです。

子供がなんとなく靴を履きたがらない、すぐに脱いで足を動かすといった足に合わないサインにも目を配りましょう。姿勢が徐々に悪くなるのも、外反母趾の可能性があります。通院治療が進むほど症状が進むと、楽しく歩く、走ることができないストレスを子供が受けてしまいます。そうなる前に家族からも気をつけてあげてください。

外反母趾の初期症状と早期治療のすすめ

外反母趾は、ある日突然発症するわけではありません。毎日少しずつ足に負担を与えていった結果、悪化して曲がった指が戻らなくなる、痛みを感じるという自覚症状が出るのです。つまり、早い内に症状を自覚して治療をすれば外反母趾の問題は最小限ですみます。それでは、初期症状にはどういったものがあるのでしょうか。

なによりまず、足の親指が曲がっていないかの確認が必要です。本来、親指はまっすぐに伸びているはずだと理解した上で足を見てください。できれば一日の終わり、帰宅してすぐのチェックがよいでしょう。初期症状の場合は、靴を脱いでしばらくすると正常な状態に戻る可能性があるからです。

指先が人差し指側に酷く曲がっていませんか。親指の付け根の骨が内側に曲がってしまってはいませんか。

足の内側に定規を当てて、親指がどれほど曲がっているかで外反母趾の状況を判断することができます。15度程度までであれば、曲がっていても正常範囲です。それ以上となった場合は、これ以上悪化させないためにも早めに病院で治療を受けましょう。

角度的には問題ない範囲だったとしても、歩いた後で足の親指や小指の内側が赤くなっているのであれば気をつけてください。治療とまで大げさなものは不要かもしれませんが、テーピングなどによる対策が必要な可能性があります。

他人に比べて足が妙に疲れやすい、すぐに痛くて歩けなくなる人は早めに歩き方を矯正する必要があります。体によくない歩き方をすることで、外反母趾になりやすくなっています。

外反母趾のテーピング治療

外反母趾の治療として手軽で効果的なのはテーピングです。テーピングを使うことで、足裏のバランスを取り変形状態を元に戻すことを目的とします。また、痛みを軽減することも可能です。

外反母趾用のテーピングは自分で行うことが可能ですが、最初の内は病院で正しい巻き方を教えてもらうのがいいでしょう。ただ巻いてもらって説明を聞くだけでなく、お医者さんや看護師さんに積極的に質問しましょう。巻き方のコツや注意点、わからない部分を確認しておけば、自分で巻くときに役立ちます。テーピングに使うテープは一種類だけではありません。お医者さんが施術したテープや自分にどういったタイプのテープがいいかも忘れずに尋ねておいてください。

試す前には、テーピングだけで外反母趾に効果があるのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。ですが、何もしていない状態に比べて明らかに違いがわかります。足の筋肉をサポートしてくれるため、足が軽くなり疲れにくくなるのです。テーピングによる支えを利用して、足の正しい機能を回復させるために身体バランスがよくなった証拠です。

テーピングの効果はすぐにわかるようになりますが、治療はすぐに終わるわけではありません。数日貼っては一日休むことを繰り返して、外反母趾が徐々によくなっていくのを狙う治療です。ですから、自力でテーピングできるように練習することをお勧めします。常にテーピングしたままでは皮膚が弱ってしまうため、休む日を入れるよう気をつけてください。

外反母趾の病院による治療

外反母趾の疑いがあるようであれば、医師の診断を受けるとよいでしょう。痛みがないからまだ大丈夫、生活に影響がないから問題ないとの自己判断は禁物です。整形外科や整骨院が専門となります。

まずは、外反母趾の治療実績や経験を確認してください。病院によっては、専門外来を設けている場合もあります。特に整骨院の場合、外反母趾の治療を行っているか問い合わせないと無駄に終わる場合があります。

病院においての一般的な治療方法は、まずテーピングの指導があります。慣れてしまえば緩んでも自分で巻き直すことができますので、よく学んでおいてください。

足底板を作成して、靴を履いている間の足の形を整えることも行うようです。足の底の形をとってもらい、体重のかかる場所を正しい位置に戻すための凹凸を作るためオーダーメイドとなります。いずれにせよ、外反母趾をこれ以上悪化させない、足のアーチ部分や親指に対する矯正効果があります。

痛みや炎症がある場合は、薬が処方されます。内服薬は強い痛みを伴う場合のみの使用となることが多いようです。服用する期間も医師の指導を守るようにしましょう。外用薬は、鎮痛や炎症を抑える作用のある湿布や軟膏、クリームなどがあります。

外反母趾の治療は、長期的に少しずつ症状を緩和するしかありません。特に痛みが伴う場合は辛いことですが、一日で治す便利な手段はないのです。すぐに治るこをと期待しすぎず、長い目で少しずつ足を正常に戻していきましょう。

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外反母趾の外科手術治療

外反母趾の症状が進行して変形や腫れが酷い場合には、最終手段として手術を勧められることがあります。医師とよく相談した上で、手術をするか他の方法で治療するかを決めましょう。外反母趾の手術には、保険は適用されます。

手術はできるだけしたくない、せずにどうにか治療できないかと思う人は多いのではないでしょうか。ですが、外反母趾の症状が悪化すると骨の変形が酷くなるため、テーピングやマッサージでの治療はできなくなります。

日常生活に支障がなければ症状が進行しないようにすればいいのですが、痛みや痺れ、歩行困難といった支障が出るようであれば手術を視野に入れる必要があります。もはや、治すためには手術が必要となるのです。

手術となると当然費用が通常の治療に比べ多くかかります。入院期間は当然出歩くことはできませんし、手術後もケアやリハビリテーションが待っています。おまけに、足は入院生活でどうしても弱るため、気をつけないと再発の可能性があります。理解した上で、それでも普通の生活を送るために必要だと判断されることがあるのです。

手術の方法は多岐に渡るため、症状に合わせた手術を選択する必要があります。麻酔も手術の方法によって、全身麻酔、局所麻酔、腰椎麻酔と使い分けられます。どういった方法を用いるのか説明があるので、よく理解してから手術に臨みましょう。

入院期間は、一般的に片足で二週間から一ヶ月、両足の場合はその二倍と見てください。DLMO手術では、片足であれば日帰りが可能な場合もあるようです。

 

外反母趾治療となるストレッチやマッサージ

足は体全体を支えるだけあって、外反母趾でなくても疲労が溜まりやすい部分です。ストレッチやマッサージを行って、外反母趾の予防や治療と共に疲労回復をしてあげてください。足の指を曲げ伸ばしするグーパー運動が、外反母趾対策として有名なものです。グーパー運動は、外反母趾の治療だけでなく予防にも効果的です。ただし、自力で足指を曲げる動作では、指先だけが動いて指の付け根までうまく動かせる人は少ないようです。

慣れない人やうまく曲げ伸ばしできない人は、手を添えてグーパー運動を行いましょう。手で親指を握った上で、足の付け根から曲げ伸ばししてあげます。もう片方の手は、指を動かすつもりで足首を動かさないために足の甲をしっかり抑えてください。こうして足の親指を下に曲げ、左右に回すことで足指がちゃんと動かせるようになります。

ストレッチだけでなく、一日の疲れをほぐすために足裏マッサージも行いましょう。足には様々なツボが集中しています。詳しい人は疲労回復に効果的なツボを押さえるのもいいですが、単純に足裏を揉みほぐすだけでも効果的です。気持ちいい場所を見つけては、よくほぐしてあげましょう。

足首を回す、ふくらはぎを揉みほぐすまで行うと、よほど歩いた日でない限り疲労は回復できます。ストレッチやマッサージはお風呂上がりに行うと効果的ですが、やらないよりは時間を選ばずやる方がいいのです。毎日少しでも時間が空いたときに、試してください。治療効果だけでなく、疲れの度合いを自覚することも大切なのです。

外反母趾治療や対策としての立ち方歩き方

外反母趾の治療中でなくても、立ち方や歩き方には日頃から注意したいものです。体の重心バランスをうまくとって、体に不必要な負担をかけないようにしましょう。まず、普通にまっすぐ立ってみてください。このときに、重心はどこにありますか。正しく立っていれば、かかと、足の親指、小指の三点に均等に体重が乗せられているはずです。

外反母趾を発症している人、なりやすい人の特徴として、重心がかかと寄りに移動してしまっていることが挙げられます。重心がかかとに集中すると後ろに倒れやすくなり、倒れないようにバランスを取るため背中を丸める、首を前に落とすといった姿勢を取ります。こうなると、猫背になる上に体全体の姿勢が悪くなり、すぐに外反母趾の治療が必要になってしまいます。

まずは、前述の三点に均等に体重を乗せてください。

次に胸を張ってあごを引きます。軽く腹筋に力を入れれば、バランスが取りやすくなります。肩からかかとをまっすぐ一本の線で結ぶようなイメージで立ってください。うまく立てない人は、まず立つ練習を十分行ってください。自然と立てるようになったら、次は歩行練習です。足を地面から離す際には軽く膝を曲げ、足を地面に付けるときには足の指が反り返らないように気をつけます。地面や床にまっすぐラインを引いて、その上を歩いてみましょう。

外反母趾になっていない人でも、この状態でバランスが崩れてまっすぐ歩けない人は多いのです。正しい立ち方と歩き方を身に付けて、外反母趾を防ぎ、治療に役立てましょう。

外反母趾の予防と治療のために心がけること

外反母趾になってしまうと、簡単には変形しないはずの骨の形が変わってしまいます。このため、完治するまでには長い治療期間がかかることを覚悟しなければなりません。おまけに、症状が悪化すると歩くことすら困難になってしまいます。日頃から足に対する注意を心がけて、外反母趾を防ぎましょう。

なによりまず、足を締め付ける靴やストッキングをできる限り避けることです。通勤時や客先に向かう際は必要ですが、職場では極力足を保護できる靴に履き替えましょう。接客業で難しい場合は、休憩時だけでも足を楽にすれば違います。

休憩時間には、五秒程度のつま先立ちを何度か繰り返す、足指のグーパー運動を行うのもいいことです。足指を動かす運動は、机の下で行えば他人に見られずにすみますね。

帰宅後は、すぐに裸足になりましょう。可能であれば、足のマッサージやストレッチを行うのは効果的です。足の裏の筋肉が十分に鍛えられていれば、外出時の締め付け程度は跳ね返すことができるのです。休日は、窮屈な靴から足を解放してあげましょう。家の中であれば、裸足で過ごすことだって無理ではありません。裸足になったついでに、足指の筋肉を鍛える運動を空いた時間に行うのも効果的ですね。

靴の専門店で相談することも、予防や治療に繋がります。自分の足に合う靴であれば、外反母趾になりやすい歩き方をせずにすみます。それでも外反母趾の兆候が出たら、早めに病院へ行って治療を開始しましょう。たいしたことない、まだ痛みなどの症状はないと自分を騙さないことが大切です。

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