腰痛の中でも、ヘルニアと診断されると改善は難しいと思われがちです。
中には「もう一生治らないのか・・・」とネガティブになってしまう人も。
ここでは、腰痛の中でもヘルニアと診断された人がとるべき改善策をお伝えしていきます。
この通りに進めていけば、今ある症状も気にならなくなりますから安心してください。
手術をイメージする人もいますが、今は手術が必要ないということも説明していきます。
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ヘルニア自体が症状の原因ではないという事実を知っている人は少ない
椎間板の役目を知る
ヘルニアとは、椎間板ヘルニアのことです。椎間板とは、腰椎(背骨の中の腰骨の1部分)と腰椎の間にある、ジェル状のクッション。この椎間板というクッションが、腰(背骨全体)にかかった力を分散させて腰の負担を減らしています。
腰だけでなく、首や頭、脳への衝撃も減らしています。
椎間板がどのくらい大事かというと
だから、椎間板はとても重要な組織です。背骨で言えば、頸椎・胸椎・腰椎の間に全てあるので、20個以上。これらが、身体にかかる衝撃を分散させているので一つ一つは小さくても大きな役割を担っています。
椎間板がないと、骨同士が直接連結される事になるので、骨自体も壊れてしまいますし、サスペンションのない車の様にゴツゴツと衝撃が身体を襲います。
その衝撃を常に受けていれば、身体も脳も不調を起こてしまいます。
なぜヘルニアになるのか?
身体にかかる力が、全体にかかるものばかりでもなく日常の生活する環境によっては、腰に力がかかることをずっとしている人もいます。そんな人は腰に力が集中してしまう事もあります。
それが繰り返し行われることで、椎間板が破裂して中にあるやや硬い核の部分(髄核という)が飛び出して背骨の隙間から神経を押さえつけてしまいます。
これによって、抑えつけられた神経は異常をきたし、腰周辺や足の方まで神経症状が出ます。
神経症状
- 痛み、
- シビレ
- 知覚異常
- 筋力低下
という症状が起こります。
と言われていました。
この理論により、ヘルニアだと診断された人は、手術の選択を多くの方がしていました。
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現在は保存療法を中心に考えるべき理由
これらの考え方が見直されて来ています。
ヘルニアが神経を圧迫していなくても、椎間板ヘルニアの症状がある人もいるし、ヘルニアが神経を圧迫しているのに、椎間板ヘルニアの症状がない。そんな人もいます。
ヘルニアが神経を圧迫することで症状が出るなら、神経を圧迫している状態の人は美佐さん症状が出るはずですよね?
ということは、ヘルニアが神経に触っている触っていないは関係ないのではないか?
となったわけです。
ですから、ヘルニアと診断されたといって、すぐ手術を選択せずに保存療法から行ってください。
保存療法の種類
- マッサージ
- 整体
- 電気療法
- 温熱療法
- 鍼灸療法
これらの治療を受けることで十分日常生活では気にならない程度に症状は改善します。
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私たちのところへ来る患者さんでもヘルニアだという方も多いです。
私たちは手術はしませんが、症状は改善していて日常で症状が気にならないようになっています。私たちが考えるのは、ヘルニアに限らず腰痛は、腰部周辺のコンディションの問題です。
- 筋肉が硬い
- 骨盤の動きが悪い
- 股関節が硬い。他・・
骨格の歪みや筋肉の硬さによる、機能不全が腰痛の原因。筋肉や関節が滑らかに動いていれば、症状は出ることなく生活することができてきます。
椎間板ヘルニアを理解し対応していけば、日常生活で気にならない程度には誰でも改善します。
ヘルニアが問題なのではなく、ヘルニアと診断された人が持っている症状の元になっている部分が何なのかを知り、その部分を調整すれば症状は改善します。
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