腰痛でもあまり語られていない腰骨が痛い場合の原因と対策

腰痛でもあまり語られていない腰骨が痛い場合の原因と対策
pelvis 腰痛でもあまり語られていない腰骨が痛い場合の原因と対策
腰骨がいたいという人は多いが解説して言る人はなかなかいない

腰骨が痛いという表現をする人がいます。

この場合で言う腰骨とは、骨盤の前側で触れられるへその両脇の部分だと思われます。

この前提で、この腰骨に出る痛みの原因と対策。根本の解決策について20年以上の治療歴の整体師(国家資格あり)解説していきます。

腰骨の痛み軽減に役立てば幸いです。参考にエクササイズなども実践してください。

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腰痛でも、腰骨が痛いという方の症状で考えられる原因とは?

  • 左下腹部(腰骨の下)が痛い場合
  • 腰骨自体(突起部分)が痛い場合
  • 腰痛ベルトを巻く位置(骨盤の脇辺り)
  • 朝起きると腰骨(後ろ側。仙骨部・腰部)が痛い場合

一概に腰骨がいたいという方でも、場所によっても痛み方によっても原因は様々です。腰痛と混同しやすい痛みが出る場所で、腰以外の場所は上記のところが多いのではないでしょうか。

これらは、ほんのちょっとの巻き方の工夫や、セルフケアで改善できるものもあります。(もちろん内臓疾患の場合は病院対応)これらの部分に痛みが出る原因と対策を以下に紹介しています。判断の基準としてください。

 

左下腹部(腰骨の下)が痛い場合

左の腰骨の下が痛い方は、腰痛でも深部筋が硬くなっていることも考えられますが、内臓疾患も考えられます。

この場合、腰痛を内臓疾患を区別する場合の基準は痛み方で区別します。

内臓疾患から来る痛み

  • 自発痛
  • 夜間痛

この痛みが腰痛とは違う痛み方です。

内臓疾患の場合、膀胱炎、婦人科疾患、前立腺、腎臓の疾患も考えられます。

腰痛かな?と思う場所に痛みはあるが、動かさなくても何もしなくても痛い、夜寝ていても痛い。こんな場合は早めに病院での検査をおススメします。(内科)

 

腰骨自体(突起部分)が痛い場合

腰骨自体が痛い場合に考えられるものは

  1. 1、コルセットがあたっている(常時コルセットをつけている片)
  2. 2、ベルトがあたっている。サイズが合っていない
  3. 3、アスリートで、走ることが多い。脚に力が罹る競技。

1,2、は皮膚の表面が痛く膝を引き上げたり後ろに足をけりだしたりしても痛みがありません。触れている腰骨自体や皮膚表面だけが触った時だけ痛むという特徴があります。

3は、走る競技や足に力が罹る競技、脚のトレーニングを多く行っている時期に起こります。

骨盤についている太ももの筋肉は多く、走る競技の選手は足の筋肉への負担は大きいものと考えられます。腰骨辺りおへその両サイドにある骨盤前面で触れることが出来る突起だと、縫工筋(太ももの前側の筋肉)という筋肉が考えられます。

3の場合の対策

筋肉を緩める。

太ももの前側を触り、硬くなっている筋肉をマッサージでほぐす。温める。ストレッチする。(※腰骨部=筋肉の付着部に炎症が有る場合は痛みが強くなるので行わない)

1、の腰骨が痛い場合の対策

腰痛ベルトを巻く位置に注意してください。また、巻く目的も理解していると、巻き方に迷わなくなります。

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腰痛ベルトを巻く正しい位置

腰痛ベルトは腰痛に有効ですが、巻き方を理解していなくて間違って巻いたりしていると、コルセットが原因で腰骨に痛みが出てしまうこともあります。

腰痛ベルト(コルセット)を巻く正しい位置の説明をします。

 

まずは腰痛ベルト(コルセット)の目的です。

腰痛ベルト(コルセット)の目的

  • ケガを悪化させないための固定
  • 積極的な治療を目的とする場合

ケガを悪化させないための固定を目的とする

足首の捻挫や鞭打ちでもケガの初期は、症状を悪化させないために、回復を早めるために患部の安静のために包帯や頚部カラーで固定をします。

腰部も同じで、ぎっくり腰などの急性の痛みの強い腰痛の場合は、コルセットやさらしで固定して動かないようにします。そうする事で患部への刺激が減り痛みが軽減します。(※なおったわけではない。=痛みをかんじるきんにくのつかいかたをしないから)

初期の段階(炎症が有ってズキズキ痛む)がすぎて、痛みが鈍痛に変わってきたら、後は外して硬くなった筋肉を緩めていくように治療を切り替えていきます。

積極的な治療を目的とする場合

もう一つの目的は積極的な治療を目的とする場合です。骨盤ベルトを巻いてエクササイズをするk遠出自分で骨盤の矯正ができます。

柔軟性のあるゴムベルトなどを骨盤(気をつけした指先が、太ももの上側に感じる骨の突起)に巻いて、腰を肩の幅に開きこし回しをする。

コレにより仙腸関節のズレや動きの悪さを改善する事が出来る治療法です。

ただし、これは急性期には行わず、炎症期が過ぎてから、症状改善やメンテナンスで行うものです。

 

あくまでも、コルセットは応急処置や予防目的(腰に負担がかかるのがわかっている動作をする場合)で使います。急性期が過ぎたら外しましょう。

腰痛の根本の原因の筋肉の硬さをとる治療をするということを心がけてください。

 

朝起きると腰骨(後ろ側。仙骨部・腰部)が痛い場合

理想の寝姿勢は、立っている時の横から見たラインと同じような姿勢を寝ていて保てること。

腰の部分が沈んで「くの字」になったり、硬すぎて腰が反らされるような形はおススメできません。どちらも、姿勢を保つための深部筋(しんぶきん=インナーマッスルとも呼ばれます)の大腰筋が固まってしまいます。

この大腰筋が固まると、骨盤の動きが固定されたような感覚(=ぬけそうなかんかく&ギクッといきそうなと表現されることが多い)で、になります。

腰痛の8~9割は、大腰筋(腸骨筋も含んだ腸腰筋)が原因で起こっていると私は多くの患者さんを診て感じています。大腰筋を調整すると重度の腰痛も含め、ほとんどの腰痛は早く軽減します。

寝ていて朝起きたときに腰が固まるのはこの姿勢保持筋が固まるからです。

朝起きて一番に強い力がかかる動きをするのは厳禁です。

次のウォームアップを行ってから動き始めてください。

  1. 膝倒しのウォームアップをして、
  2. 寝ながら出来る腸腰筋のストレッチ。
  3. 立ち上がって大腰筋のストレッチ。
  4. アキレス腱伸ばしをしてみてください。足首が柔らかくなるように念入りに。

これらのエクササイズは、寝る姿勢を取れないオフィス以外どこでも出来る腰痛のセルフケアです。

大腰筋、骨盤周りの筋肉(脊柱起立筋、臀筋、)の調整を欠かさず行っていればかなり軽減するはずです。

【関連記事】腰痛のストレッチ&体操の効果を最大限に高める「腰痛のストレッチの考え方」と5つのストレッチ!

【関連記事】腰痛を楽にするストレッチ、悪くするストレッチ!オフィスでも出来る腰痛持ち必見のストレッチ術

寝具は、腰が沈みすぎないものを体験して購入するのが望ましいです。

まとめ

一概に「腰骨が痛い」といっても、痛む場所や原因症状もバラバラです。自分の症状にマッチした対策を行わなければ、軽減するどころか悪化してしまいます。

ここで紹介した内容を確認し、あなたの状態にあっている対策を実践してください。必ず軽減しますし、解決策が見つかります。

自分で行うセルフケアが身につけば長期的に自分で腰痛をコントロールしていくことが出来ます。

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