ヘルニアだという診断を病院で受けると、腰痛で苦しんでいた患者さんは「ヘルニアか・・・もう俺の腰は一生治らないのか?」と死刑宣告を受けたようなショックを受ける方もいる。
しかし、ヘルニアはそれほどの重篤な病では決してありません。安心してください。
正しい(西洋医学的な知識や診断のことではない)アプローチでの治療を受ければ、必ず改善していくものです。そして日常では気にならない程度には回復します。
20年間で1万人以上の腰痛患者を改善してきた、腰痛専門の整体師が、現場目線でのヘルニアの症状と治療法の解説をしていきます。
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ヘルニアから来る腰痛とはどんな状態?
ヘルニア(=椎間板ヘルニア)というのは、背骨の中でも腰椎という腰の部分の骨と骨の間でクッションの役割をしているジェル状の椎間板と呼ばれるものが、腰にかかる繰り返しのストレスが原因で飛び出してしまう状態のことを言います。(飛び出すこと=ヘルニアという)
そして、椎間板が飛び出すことによって、その周辺を走っている神経(多くは坐骨神経)を圧迫したり触れたりして、神経症状(シビレ、痛み、灼熱感、冷感、知覚麻痺、筋力低下など)が、腰、臀部、太もも、膝下や足先まで出てきます。
コレが、ヘルニアによる腰痛の起こり方です。
ヘルニアが原因の腰痛の症状はこれだ
ヘルニアによって起こる腰痛の症状を挙げていきます。
腰から足にかけての神経症状の例
- 腰の痛み
- 臀部の痛み
- 太もも・ふくらはぎの痛み
- 上記の部分のシビレ
- 圧迫感
- 神経麻痺。触った感覚が鈍くなる
- ズキズキうずく
- ジンジンして熱く感じる
- 冷たく感じる
- 足先に力が入らない。つま先が持ち上がらない。
これらの症状が、いわゆるヘルニアの症状として上げられる症状ですが、実は、坐骨神経痛と同じです。
ヘルニアの症状の出方
というのは、ヘルニア(飛び出した椎間板)が圧迫しているのは、坐骨神経だから症状は同じになります。
いわゆるヘルニアの場合は、背骨の間にあるクッションの椎間板が飛び出して神経を圧迫して出ている神経症状。ヘルニアが飛び出すのは背骨の構造上右か左の片側だけ。ですから、症状も椎間板が飛び出している片側だけになります。
症状が出ている方へ上半身を倒すと症状が強くなります。
坐骨神経痛の症状の出方
いわゆる坐骨神経痛の場合は、神経の通り道(腰部、臀部、大腿部、下腿部など)で坐骨神経を圧迫して症状を引き起こしているの。ヘルニアの症状が片側に出るのが特徴だとすると、坐骨神経痛の場合は、神経を椎間板が根元で片側だけ圧迫しているわけではなく、神経の通り道の筋肉が硬くなって出るので両側に出ることもあります。
ヘルニアと坐骨神経痛を区別する一つの基準になります。
ヘルニアは手術が必要なものはほとんどない
ヘルニアで手術が必要なものはほとんどありません。というのは、以前は、ヘルニアからの腰痛で神経症状を出しているようであれば、直ぐオペしましょう。となっていました。
しかし、最近では、基本的には手術はしないで保存療法を行う形をとっています。
【関連記事】以前はすぐ手術していたヘルニアによる腰痛を今は手術しないこんな理由
ヘルニアに対しての既存の治療法
手術療法か保存療法がヘルニアに対しての現在の治療法です。
手術療法
手術は、現在は内視鏡で行われることが多いようですが、メスを入れて、飛び出して腰部の神経を圧迫しているだろう椎間板を削りとる。そんな治療法です。
保存療法
手術以外の療法。電気治療、温熱療法、マッサージ、整体など。
整体治療の現場でヘルニアに有効だと考える治療
私達の整体院には、多くの腰痛患者が来院します。その方たちを治療するにあたってまず一番最初に見るのは、身体の歪みです。そして筋肉の硬さです。
ヘルニアは、腰椎に対して力がかかり続ける事で、その圧に耐えられなくなったジェル状のクッションの椎間板が、腰椎の隙間(前後ろには抑えがあるので右か左にしか出ない)から左右どちらかに飛び出します。
これが神経を刺激して痛みになると言われています。
後ろに反る動作や、症状が出ている側への体を傾けると椎間板の飛び出しがより強くなるので症状が悪化します。
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私達のヘルニアに対する考え方とヘルニアによる腰痛の治療
ヘルニアの場合でも、飛び出した椎間板が圧迫している神経だけが問題なわけではなく、その周辺の筋肉が硬くなることで痛みを出していると考えています。
ヘルニアの腰痛患者さんでさえも、一般の腰痛患者と同じように筋肉の緊張とっていくことを第一に考えて施術を行っていくと、ほとんどの方は症状が気にならない程度に回復しています。
ヘルニアが原因の腰痛を治療する場合
腰痛に限らず、症状のある方は間違いなく形態に異常があります。
原因がハッキリしないけど、筋肉の緊張がある、痛みがある、体に不調がある。これらはほぼすべて、身体の歪みから来ている症状だと言う事ができます。
解剖学的に、左右対称に出来ているからだが、傾けば引きつれば起こるのは明らかです。
試しに次の動作をして、腰の状態を確認してください。
- まっすぐに立って腰の力を抜いて、腰を左右触ってみる。緩んでいますね?
- 上半身を左に傾けて下さい。右側の腰の筋肉が硬くなりますね?筋肉は硬くなると痛みを出すので、この姿勢を長くしていてれば筋肉が疲労してきますし硬くなって来てそのうち痛みが出てきます。
- この硬い筋肉を治療するには?
「この痛くなった筋肉をもめば緩むでしょうか?」
「電気を掛ければ緩むでしょうか?」
「薬を塗れば緩むでしょうか?」
「注射を打てば緩むでしょうか?」
緩みませんよね?
傾けた上半身を戻さない限り。あたり前ですが、これは分かるのに、腰痛の場合はこの部分を見ていない人が多い。治療家でさえも。
だから、硬さを取ることを先にとって痛みがどう変化するかを確認せずに、メスで切り取ってしまいましょうと、経過が良くなくても手術をしてしまう人もいるんです。
まずは、出来る限り腰部の環境(筋肉を緩める、ゆがみを取る、冷えを取る、など)を整えてみてそれで変化が無いようなら最終手段として手術を検討する。これが安全な順番ではないでしょうか?
原因がハッキリしない腰痛、それ以外の症状も根本の原因は骨格の歪み
腰痛で来院する方のほとんどは歪みを持っています。(ほかの症状も歪みを持っています。)
歪みと整える事でほとんどの腰痛は取れてしまいます。
まとめ
- 腰への強いストレスで、腰椎の間のクッションの椎間板が飛び出して神経を圧迫して痛み(痺れ、知覚異常、筋力低下)の症状が出ている。と言われている
- 腰の筋肉が強い状態になっている
- 筋肉は硬いと痛みを発する
- 筋肉の緊張は歪みによる引きつれで起きる
- 歪みを取ると筋肉ん引きつれが取れて緊張が緩む
- 腰痛の痛みが軽減する(ヘルニアであっても)
ヘルニアが原因の腰痛でも、一般的な腰痛と同じように筋肉の緊張(骨格の歪み)を取ることで、日常気にならない程度に回復します。ですから、ヘルニア=手術をいう選択は出来るだけ取らずに、保存療法を中心に進めてみて下さい。
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